40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

【米ドル】 米緩和長期化観測が強まるも、影響は限定的

発行済 2013-10-21 09:59
更新済 2023-07-09 19:32

米ドル/円相場は、1ドル=90円台後半で揉み合う展開が続いている。米連邦債務上限引き上げを巡る混乱を受けて、10月8日には96.57円と約2ヶ月ぶりのドル安・円高水準を更新した。その後は米議会がデフォルト回避で合意できたことで99.01円まで反発するも、米金融緩和の長期化は避けられないとの見方からドルの戻り売り圧力も強く、明確な方向性を打ち出せていない。

米議会では来年2月7日までの連邦政府活動に必要な資金手当てに目処が付き、当面のデフォルトは回避される見通しになっている。米経済に対するダメージは免れないものの、当面の金融・経済環境は混乱状況から抜け出せることになる。ただ、為替市場ではこれによって米金融緩和政策の長期化は避けられないとの見方が、ドルの戻り余地を限定している。年内の債券購入縮小ができるのか不透明感が強まる中、来年3月までは現行政策のまま様子見に徹する可能性さえも指摘され始めている。もっとも、改めて債券購入の拡大方向に舵を切るような事態にならない限り、ドル相場の下落余地は限定的と見ている。ドル高(円安)ペースの鈍化は避けられないものの、ここから本格的に米金利低下が促されるような環境にもなく、ドル高・円安トレンドにおける一時的な調整圧力との理解で十分だろう。引き続き、ドルの押し目は買い拾っていきたい。

10月22日には発表が見送られていた9月米雇用統計の発表が控えているが、今回の統計には10月の政府機能停止の影響が反映されていないため、参考程度の評価に留まる。10月29~30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策変更が行われる可能性は低く、サプライズとなる程に強目の数値が出てこない限り、ドル/円相場に対する影響は限定されよう。

テクニカルでは、一目均衡表の雲下限98.67円が抵抗線となり、99円台回復でブレイク。サイコロジカルは、前週の7勝5敗から6勝6敗に。14日RSIは48.78。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます